シハモニ国王、インドを訪問 期待される両国間の関係強化

カンボジア通信 No.23/38
5月30日

カンボジアのシハモニ国王は5月29日から31日まで、インドを公式訪問した。両国の外交関係樹立70年を記念するとともに、モディ首相らとも面会し、両国の関係強化につながると期待される。プノンペンポスト紙が報じた。シハモニ国王がインドを訪れるのは初めて。

同紙によると、インドはカンボジアの貿易額において18番目。関税当局によると、その額は全体の約1%ではあるが、世界最大の人口を抱える大国であるインドとの貿易は、今後右肩上がりに増えると予測されている。

カンボジア商工会議所のヘン副代表は同紙の取材に対し、「両者の貿易額はまだ大きくはないが、政府間の関係強化により、急速に増額すると期待している。なかでも、農産品や繊維関係の商品はカンボジアからの輸出品として高い可能性をもっている。インドからの輸入品としては、ハイテク商品、医療関係品などが考えられる。さらに、両国間の直行便があれば、観光客の増加も見込むことができる」と、述べている。

同紙によると、2022年のカンボジア・インド両国間の貿易額は約4億4000万ドルで、前年の3億ドル余りから約41%増加した。カンボジアからの輸出額は1億9,700万ドルで前年比56%増、インドからの輸入額は2億3,000万ドルで前年比31%増だった。



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